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犬活ノススメVol.1 林 陽子さんとプーちゃん

 

プーちゃんは、どういった経緯でお迎えされたのですか。

20年来の友人がご主人の仕事の関係で5年間ハワイに移住することになり、双方の負担を考えて苦渋の決断で日本に置いていくことに。プー太郎がとても友人に依存しているのを知っていただけに、友人と離ればなれになること自体、胸を締め付けられる思いでした。

どんな動物でも、一緒に生活をすると情が移り、離れられなくなるものです。他の人がプー太郎を預かってしまうと、友人たちが帰国した時に、スムーズにプー太郎を返してあげることが出来ないのではないかという心配もありました。そこでまったく知らない人のもとに行くよりはと、あえてプー太郎を「預かる」という気持ちで迎え入れました。

2012年11月、プー太郎7歳の時です。

 

 

お迎えされて、最初に感じられたことは。

約7年前に豆柴犬のハナを亡くした寂しさが年月とともに薄らいでいた時で、そろそろまた犬と暮らしたいと思っていたタイミングでした。私の人生でプー太郎は、共に暮らすことになった3匹目の犬です。プー太郎も含めて、お金を出して犬を手にいれたことは1度もありません。そんな体験からも、犬との縁は、神様が子供を授けてくれるのと同じではないかと思います。巡りあうべくして出会う犬だったのかなと感じました。

林 陽子さんと愛犬 プー太郎くん(愛称 プーちゃん)

平成16(2004)年9月3日生まれ トイ・プードル♂

林さんにとって犬とは?

犬好きの皆さんはきっとおっしゃるように、人生においてのよきパートナ―ですね。飼えば、どんな子も家族の一員です。ただ、プー太郎にとっては、いつまでも友人がプー太郎のママであると思っています。今はうちにホームステイしている期間で、犬生の最期を迎えるときはまた、本当のママの元でと強く願っています。犬好きの私の勝手な思いですが。

林さんは「ドッグアロマセラピスト」としても

ご活動されていますが、資格をとられたきっかけは。

アロマセラピストとして活動し始めた時に「ドックアロマ」という言葉を耳にしました。勤務先がセラピスト養成スクールの講師も勤めていたため、オーナーから、スクールの新カリキュラムに「ドックアロマコース」を作りたいので、私に講師になってほしいと要請があったことが大きなきっかけです。

 

「ドッグアロマ」とはどういうものですか。

アロマセラピーを犬の日常生活に取り入れることで、心身のバランスを整え、ストレスをケアして健康を保ってあげようとするものです。

近年では犬も人間と同様にストレスを感じ、それが原因でさまざまな病気を発症してしまうようになりました。

元来、自然界の中でのびのびと生きていける動物ですから自然治癒力も優れているはずが、自然界とかけ離れた環境で生活することで

生態機能を随分と狂わせてしまっているのでしょうね。そこで自然界の力が凝縮されたアロマのエッセンスの力で、犬たちが持っている

本来の治癒力や、本能を目覚めさせよう考えに基づいています。香りはもちろん、その効果に期待を寄せながら、飼い主がアロママッサージをしてあげることで、犬が一番喜ぶ、飼い主のタッチによるコミュニケーションができます。そのことが、犬にとっては、飼い主からの

愛情を感じる最大の喜びに繋がっているのが、ドックアロマです。また、マッサージをする飼い主側も、犬の身体を定期的に触ってあげて、肉眼ではわかりにくい変化に気づくことができ、健康上の重大な問題も早期発見できるメリットがあります。

どういったことを学ぶのですか。

最初に人間を基準にした「アロマセラピー」の知識を習得し、次に「犬の解剖生理学」、「犬の習性」「犬の気持ち」など「犬」に関する幅広い知識を習得します。アロマに興味も持っていた方には、お得感がありますし、「犬」を基準に考えて、学び始められた方にとっても勉強になることがたくさんあるので、その知識の深さにきっと驚かれることと思いますし、いかに犬が人間にとって、人生のベストパートナーであることに気付かされます。そして、犬がますます愛おしくなるでしょう。

 

 

それは素敵ですね。もっと普及するといいですね。

そうなんです。人間社会では、女性が妊娠すると、最近では大抵、産婦人科や行政機関が、新生児を迎える新米ママやパパのために、学びの講座があちこちで開催されていますよね。 誕生した我が子を健やかに育てるため、また、素敵なママ、パパになるために、皆さん一生懸命、学ばれていますよね。あれと同じで、犬を飼う人に対して、飼い主になるための講座として「ドックアロマ講座」を受講するシステムみたいなものが定着すれば素敵だなと思っています。少し話はそれますが、車の免許証の取得のように、「飼い主の資格証」みたいなものを国が発行する制度ができ、飼い主になるための講座受講は条例化、あるいは、法の下で義務化されたりなどして、犬や猫の日本社会での安全で、優しい位置づけを確保してあげたいとも思っています。

最後に、犬を飼っている人、またこれから犬と暮らしたいと

考えている人へのメッセージをお願いいたします。

犬は、人間の子どもの3歳くらいの知能を持っている動物です。私たちの言葉が伝わるときもあるけれど、私たちの感情を敏感に察知します。こんなところも、まさに、人間の3歳くらいの子どもと同じです。そう、犬を飼うというのは、人間の3歳の子どもを迎えるということ。手間もかかり、面倒なこともありますが、自分から意思を言葉で伝えられなくて、態度で示してくるその仕草は可愛くて、目を見ると、純真無垢な瞳がいつも私をみているのです。小さな子供にとっては、やっぱり、ママが一番なのと一緒です。その覚悟をもってともに生きていってほしいと思います。

ありがとうございました。

林さんはご希望の方を対象としたドッグアロマの出張講座やイベントのご要望にもお応えしてくださいます。

詳細をご希望の方は美山陽だまりアロマ亭 野の花 まで直接ご連絡をお願いいたします。

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